今年のインフルエンザワクチンはどのくらい?

新型コロナとインフルエンザのW流行が懸念される中、今年も10月1日より季節性インフルエンザの予防接種が始まりました。今期のインフルエンザワクチンの供給量は、昨季より7%増の約6356万人分。この量は過去5年間で最大量、日本の人口の約半数にあたります。

日本での例年の接種率は全体で4割程度と決して高くはないのですが、今年は打ちたい!と思われる方も多いのではないのでしょうか。

インフルエンザワクチンの重要性

インフルエンザと新型コロナは症状がよく似ています。そのため医療機関は新型コロナであることを想定して厳重に対応しなければならず、患者数が増えるほど医療現場は逼迫していってしまいます。また、インフルエンザに罹ってしまうと免疫が下がりコロナにも感染しやすくなります。そういったリスクを避けるためにもワクチンのあるインフルエンザだけでも対策をしておくことが重要になってくるのです。

「インフルエンザワクチンを打っても罹ってしまうから打たない」という声もよく聞きますが、接種することで免疫ができ症状の発症や重症化を防ぐことができるので、決して無駄ではないのです。接種する人が多ければ多いほど免疫をもつ人が増え、感染が連鎖する可能性が低くなり集団免疫効果を発揮します。今年は特に受けておくべきでしょう。

効果的な接種時期は?

日本では、インフルエンザは例年12月~4月頃にかけて流行し、1月~3月上旬にピークを迎えます。また、抗体はワクチン接種後1~2週間で現れます。ですから10月中に接種するのが理想ではありますが、遅くとも12月中旬までに接種できれば効果を期待することができます。生後6か月~13歳未満の方は2回接種することが推奨されています。3~4週間間を空ける必要がありますので注意しましょう。

10月1日からは重症化する恐れのある65歳以上の高齢者や定期接種の対象者が優先となっており、10月26日以降はそれ以外の人が接種可能となっております。
特に、医療従事者の方、基礎疾患を有する方、妊婦さん、生後6か月~小学2年生の子供は接種しておきましょう。もちろんそれ以外の方も接種は可能です。密を避けるためにも、予め医療機関のHPやお電話などで予約の状況を確認してから行ってくださいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA